メダカの種類とおススメ PR

【蒼煌メダカ】特徴や作り方・飼育方法を解説!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

メダカはここ4〜5年で人気が急上昇したペットで、その品種の数は年々増え続けています。

中には真っ黒なもの、熱帯魚のようにヒレが伸びるものや、真ん丸なダルマと呼ばれる品種などが販売されています。

その美しさや可愛らしさに加えてメダカは繁殖が容易であり、コツさえつかめばたったオスメス1匹ずつのペアから数百のメダカを1年で増やすことも可能です。

コロナ禍でのお家時間が増えたことで手軽に飼育できるペットとしてメダカを飼い始めた人も多く、沼に入り込んだ人はいつの間にか複数の品種を飼育しているなんてことは普通です。

今回はここ1〜2年で登場した「蒼煌」という品種について紹介させていただきます

蒼煌の特徴

蒼煌メダカは群馬県のメダカ養殖業者の「上州めだか」様のオリジナル品種です。

このメダカのルーツをたどると「オーロラ」という形質にたどり着きます。このオーロラは青っぽい体に半透明なエラを持つことと、青っぽい体ながら黄色や赤っぽい色素を持った様々な表現が生まれることが特徴です。

その中でも頭頂部に柿色の表現が現れる「女雛」という品種に背中が光り輝く「体外光」を乗せたのが「」という品種になります。

さらにその「煌」の中でもラメの多く乗った個体を累代飼育することで生まれたのが「煌ラメ」です。

その煌ラメの中でも青に輝くラメ、通称青ラメの乗った個体を累代し、煌ラメの中でもさらに凝縮された青いラメの乗った個体が「蒼煌」と名付けられました。

まとめると柿色の頭頂部と、凝縮された青い大量のラメを持ったメダカが蒼煌というわけなのです。

そのラメ密度の高さは煌ラメの比ではなく、2020年から人気になった品種「サファイア」にも匹敵するラメの美しさを誇ります。

また親魚は頭が柿色になる丹頂柄で揃えているためその子供も丹頂がでる割合が高いとされています。

蒼煌が生まれる確率

蒼煌は上州メダカ様が長年かけて煌→煌ラメ→蒼煌と累代飼育を重ねたことで誕生した品種です。

一般家庭で何世代か重ねたところで生まれる美しさではないため確率的なもので生まれる品種ではありません。

蒼煌の飼育は難しい?

蒼煌の飼育は、その他のメダカと同じで良いでしょう。

蒼煌に限らず、何十世代と品種改良を繰り返したメダカは水質変化にはやや弱い傾向があると思います。

また、日光を浴びさせることで良い状態をキープできます。屋外飼育、1匹当たり1〜2Lのたっぷりの水で飼育することがメダカを健康に、長く飼育する秘訣です。

水質変化には弱いことから常にきれいな状態をキープできるように1週間で1〜2回、三分の一以上の水を変える必要があります。

メダカは水質は弱酸性よりもアルカリ性を好む魚であり、常にアルカリに傾いた水を用いることが必要ですが、一般的な家庭でpH計測機などはないかと思います。

メダカの水にカキ殻や大磯砂を混ぜることでメダカの好む弱アルカリ性に水質を保つ頃ができます。

結論は水質を安定させ、日光に当てて飼育することがメダカを元気にする秘訣でそれはどのメダカも同じなのです。

蒼煌の固定率

蒼煌に限らず、オーロラから派生した品種は固定率にかなりムラがあります。

同系統のメダカは女雛夜桜などが該当します。

夜桜系統を飼育していますが、固定率は決して高くなく、親と同等、それ以上の個体は10匹に2〜3匹程度ではないかと思います。

ラメが乗ってきているためか、ラメが極端に少ない個体が出たり、逆にラメの密度が高すぎるために体外光のようになってしまった個体も見受けられました。

あくまで求めているのはきめ細やかなラメであるため、ラメの密度が高すぎる個体も基本的には選外としています。

一方で蒼煌は累代飼育もかなり世代を重ねているため、固定率は高めです。それでも親と同程度にまで綺麗な個体が生まれるのは半分くらいと考えてください。

まとめ

蒼煌は上州めだか様が作出した青ラメの密度の高い煌ラメです。煌ラメの中でも青いラメの乗る個体を累代飼育することで誕生した蒼煌。

そのため一般家庭で累代飼育して作出できるほど作ることが簡単なメダカではありません。柿色の頭部にまで乗った青いラメは非常に美しいです。

その一方で流通量は少なく、手にする機会は多くないと思います。ヤフオクなどでも一日あたりの蒼煌の取り扱いは5件もなく、入手する機会は逃さないほうがいいかもしれません。

飼育はその他めだかと同様でよく、固定率も高いことからブリードして蒼煌を群泳させるのも非常に楽しいと思います。

関連記事