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【墨武メダカ】特徴や作り方・固定率を紹介

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すみたけ?すみぶ?

読み方がよくわからない、このメダカ。なんと、品種名は「ボブ」。

そう、よく英語の教科書で「hey,Bob」っていうあのボブです。ボブ・○ップのあのボブ。
信じられませんが、本当にそうなんです。

この墨武は「チャチャめだか」さんというブリーダーさんが作出した品種で、2022年を代表する品種の一つでしょう。

黒をベースとした体色に側面や背面に銀色の光沢の乗った品種です。「黒百式」という品種を知っている方がいれば、「黒百式の黒以外の部分が銀色」といえば、かなり見ごたえのある品種であることは明白でしょう。(現在では黒百式よりも墨武のほうが有名そうですが)

ネーミングですが、この墨武のプロトタイプとなるメダカを送った栃木のブリーダーの方が「ボブ」と呼ばれていたことが由来だそうです・・・

もとは鱗光の突然変異種が生まれたことから始まったそうです。まるでサバの極みのような独特な表現をもつ個体が生まれたことから、黒を乗せいていくために黒百式と掛けわせたそうです。

ここでブラックダイヤだったり、黒幹之ではないというのが、トップブリーダーの腕前というか、センスですよね。

黒を追求し、生まれたF1と黒百式を掛け戻すなどしてF6で生まれたのが、黒百式をベースにしながらも体表にグアニンの乗った不思議な表現をしたメダカ。

これが墨武の誕生秘話です。

その後、墨武は現在まで人気品種として高級メダカの最先端を歩んできました。1ペア1万円〜2万円が相場と、高額なメダカであることに変わりはありません。

墨武の作り方

前述の通り、作らなくてはいけないのが「鱗光の変異個体」

サバの極みのような表現とのことでしたので、金色よりの鱗光が黒っぽい個体に慣れば良いのですかね?サバの極みと黒百式をかけ合わせても似たような個体は出てきそうですが、そもそも墨武自体、固定率は高くありません。

百式系統の固定率は低めとされているため、墨武の固定率も低いと思われます。

壁となるのが光沢(グアニン)がどれだけ乗るか。殆ど乗らず、真っ黒であったり、申し訳程度のグアニンと、選別漏れがかなり多く現れる種です。

かけ合わせたとしても黒百式との掛け戻しも必要となるため、どのタイミングで掛け戻すか。

そういったことへのセンスも求められるでしょう。

墨武が生まれる確率

確率は低めです。

10個体作ったとしても、墨武から同程度の墨武が生まれるのは1〜2割程度ではないかと思います。

墨武の飼育は難しい?

飼育は通常のメダカ飼育で問題ありません。

上から見るよりは横から見たほうがたのしめる品種ですので、水槽飼育したほうが楽しめるのではないかと思われます。

墨武の固定率

前述の通り固定率は低めです。

そのため、墨武の稚魚をたくさん飼育しても墨部と呼べる個体はわずかしか取れないと言われております。

まとめ

墨武は鱗光の突然変異個体と黒百式の交配の上で黒百式とのかけ戻しを行うことで誕生した品種で黒と銀色の組み合わせが非常に美しいメダカです。

しかし、固定率低めである百式系のメダカの特徴も受け継いでいるために固定率は低めであるようです。

飼育に関しては横見でも上見でも楽しめますが、個人的には横見のほうがきれいではないかと思います。

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