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【女雛メダカとは】作り方や固定率・飼育のポイント・値段まとめ

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朱と黒のコントラストが優美なメダカを知っていますか?

改良メダカの中でも特に人気がある品種で、その名を「女雛メダカ」と言います。

女雛メダカとは一体どんなメダカなのでしょうか?

今回はその特徴や作り方、さらには販売価格について紹介します。

女雛メダカとは

女雛メダカは、愛媛県西条市在住の垂水政治氏によって作出されたメダカです。

「柿色」と呼ばれる朱と黒く縁取られた「ブラックリム」と呼ばれる鱗が最大の特徴となっています。

柿色の発色部位は個体ごとに異なり、頭頂に柿色の入ったタンチョウのような個体から、頭部から尾ビレにかけて表れている個体、またはその逆など様々です。

発色部位によっていろいろなバリュエーションが楽しめるのも、この品種の良さの一つと言えるでしょう。

また、他の特徴としては、保護色機能によって明るい容器に入れると黒が退色してしまうというものがあります。

女雛メダカはさらなる改良が進められており、ラメを強くした品種や長いヒレの品種などが存在します。

女雛メダカの作り方

女雛メダカは、黄幹之とオーロラ幹之の交配から作り出された品種です。

より良い柿色を表現するために選別淘汰や繁殖を繰り返した結果、現在の女雛メダカになりました。

作出した垂水氏は女雛メダカを作出するにあたり、個性的な柿色と黒色が互いに交わらない表現を目指したそうです。

気になる女雛メダカの固定率

女雛メダカという品種は、特徴である柿色とブラックリムが見られれば、どんな模様であってもその品種であるとされています。

そうした観点から言えば、固定率は高いです。

しかし、人気の高いタンチョウのような模様のみを作りたいなどこだわる場合は、固定率がかなり下がります。

また、柿色の濃淡についても思い通りにするのはなかなか難しいとされています。

知っておきたい女雛メダカの飼育ポイント

女雛メダカの美しさを引き立てるためには、いくつかの飼育ポイントがあります。

黒、もしくは暗い色の容器で飼育する

明るい色の容器で飼育すると、保護色機能によって黒が退色してしまいます。

女雛メダカの魅力である朱と黒のコントラストをよりハッキリさせるためには、容器の色を黒、または暗い色にしましょう。

発色を良くする餌を与える

女雛メダカの飼育には、特徴的な柿色をより良く引き立てる「色揚げ」が欠かせません。

発色を良くするには、カロチノイドやカロテン、アスタキサンチンなどを含む餌を与えるのが効果的です。

人工飼料以外では、ミジンコやブラインシュリンプを与えるのがおすすめです。

屋外で飼育する

できるだけ日当たりの良い屋外での飼育が最適です。

屋外飼育には、太陽光の殺菌効果によるメダカの健康維持、色揚げ効果、繁殖力向上など様々な効果があります。

さらにグリーンウォーターで飼育すれば、水中の植物性プランクトンが水質悪化を防いでくれたり、栄養バランスの良い餌になってくれたりします。

植物性プランクトンには色揚げ効果のあるカロテンが含まれるため、色揚げが重要な女雛メダカは特にグリーンウォーターの恩恵を受けることができます。

グリーンウォーターは、メダカを入れた水を数日ほど日向に置いておけば簡単に作れます。

メダカを入れなくても作れますが、入れた方が出来上がりはだいぶ早いです。

女雛メダカはの販売価格

女雛メダカは実店舗に行かなくても、通販やオークションなどインターネットを介して購入できます。

大体の価格とそれぞれの特徴について紹介するので参考にしてみてください。

通販

1,600円前後~10,000円

作出された個体数などタイミングによって価格が変動しますが、手軽に購入できます。

しかし、女雛メダカを取り扱っている店舗は少ないので、品切れしていることも多いです。

オークション

1円~25,000円

通常の女雛メダカをはじめ、希少価値のある改良種や高いグレードの個体など幅広く取引されており、相場より安く手に入れることもできます。また、出品も多いです。

出品者によってはトラブルもあるので、評価を確認したうえで検討するようにしてください。

インターネットでの購入は手軽ですが、一方で注意点もあります。

まずは写真とのギャップです。

通販などは実店舗とは異なり、実物を見てからの購入できません。

そのため、写真でしか判断することができず、思っていたものとイメージが違うものが送られてくることがあります。

次に稚魚です。

メダカはある程度成長しないと、親メダカの姿がしっかりと遺伝されているかわかりません。

頑張って育てても、品種の魅力を十分発揮できる個体に成長できる保証はないので、ある意味で賭けとなってしまいます。

稚魚の購入はなるべくなら避けた方がいいでしょう。

以上のような注意点に気を付けながら、良い女雛メダカに出会ってください。

まとめ

女雛メダカは優美でとても美しいメダカです。

その美しさはじっくりと飼い込むことによって、より引き立ってくると言われています。
そんな女雛メダカの群泳する姿は素晴らしく、見る者を虜にしてしまう程の魅力があります。

また、女雛メダカの楽しみ方はそれだけではなく、自分好みの女雛メダカを作ることができるところにもあります。作れるまでの道のりは険しいでしょうが、成功したときの喜びは大きいものです。

ぜひ一度、女雛メダカの飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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