「朝起きたら」、「会社から帰って来たら」気が付いた時には死んでしまっているメダカ。
なぜ突然死んでしまったのか、考えてもなかなか原因が思い当たりません。
そのため、また新しいメダカを飼おうと思っても、死なせてしまうのではないかと不安になりますよね。
今回はそんな不安を少しでも緩和できるよう、メダカが突然死した原因をいくつかご紹介します。
ぜひ、本記事を読んでメダカが死なないための対策を考えましょう。
突然死の原因

突然死のほとんどは、飼い主側の問題が多いです。
飼い主がしっかり対策を取っていればメダカが突然死ぬ可能性は低くなります。
メダカの突然死で考えられる原因を見ていきましょう。
寿命
おはようございます^^
メダカの平均寿命は3年 おおよそ
人間の30分の1に 大事に育てるのだ
(今日も一日お元気に)🐟うららのメダカ pic.twitter.com/DM014x3FlN
— うららのメダカ (@xFh454VE0gTWLC9) October 3, 2019
野生のメダカの寿命はおよそ1年~2年と言われています。
そのため、メダカを飼い始めて1年ほど経っているのなら、寿命の可能性を考えてみましょう。
メダカの寿命はで死んでしまうのはどうしようもありませんが、寿命を延ばすことは出来ます。
適切な量の餌を与え、水槽の水替えなどの環境を整備するなどして、健康的な体を維持しましょう。
飼育下のメダカなら3年~4年、上手くいけば5年以上は生き延びられます。
水替え直後の環境の変化
水替え直後にメダカを水槽に移すと、水質ショックを起こして死んでしまうケースがあります。
水替えの時、水槽の水を全て入れ替えてはいないでしょうか。
本来メダカの水替えは、新しい水槽なら2日~3日に1/3変えるのが理想的です。
水を全て変えてしまうと、水の性質も異なってしまうので、メダカがびっくりしてショックを起こしてしまいます。
もし水槽の水を全部買えたのなら、メダカの入っている容器を水槽の中に浮かばせて水槽の温度に慣らしましょう。
30分ほど慣らしたら、メダカの入っている容器に、水槽の水をお玉一杯分ほど入れてください。
時間をおいて水槽の水を2回~3回ほど移したら、メダカを水槽にゆっくり入れます。
いきなり水槽に入れるのではなく、時間をかけて水槽の水に慣れさせましょう。
そうすれば死んでしまう可能性は低くなります。

水槽のレイアウト変更
もっと魚に良い暮らしをさせてあげたいと、水槽のレイアウトを変えたりしますよね!
しかし、過度な水槽のレイアウトはメダカが突然死んでしまう原因になります。
例えば、魚の飼育に欠かせない水草を増やしました。
水草は植物なので、昼間は光合成を行って二酸化炭素を排出します。
ここまで聞くと、「当たり前じゃん!」と思う方が多いでしょう。
しかし、水草は夜になると光合成ができないので、水中の酸素を吸って呼吸しています。
では、その水草が水槽の中に大量に植えられていたらどうでしょうか。
夜中に大量の酸素を水草に吸われるので、メダカは呼吸ができなくなり、酸欠で亡くなってしまうということが起こります。
水槽のレイアウトを考えるのは楽しいですが、水槽の大きさと魚の快適さを考えて変えるようにしましょう。
水槽内の温度の急激な変化


メダカは変温動物ですから、急激な水の温度変化には耐えられません。
メダカの最適水温は、25℃~28℃です。
例えば、夜は水温が10℃で昼間は28℃だったとします。
メダカは水温5℃以下になると冬眠状態になるので、水温だけ見れば問題はないでしょう。
しかし、10℃と28℃では温度差が18℃もあるので、毎日このような急激な温度変化が続けば体は耐えられません。
水槽の急激な温度変化は、水の量が少ない小さい水槽に起きやすいです。
そのため、大きい水槽に変えるか、日当たりの良い場所に水槽を置かないようにしましょう。
アンモニア中毒
アンモニア中毒になるのは、小さい水槽で飼っている人や水槽の掃除を定期的に行っていない人に多いです。
メダカの餌の食べ残しや糞にはアンモニアが含まれます。
急にメダカが餌を食べなくなったり、早く泳ぎだしたりと、いつもはしない行動を起こしたらアンモニア中毒を疑ってください。
アンモニア中毒にならないために、定期的に水槽の水を入れ換えるようにし、水を清潔に保つために水床を低砂にするなどの対策をとりましょう。
ストレス
メダカは縄張りを作る生き物です。
そのため、縄張り争いでほかのメダカに追いかけまわすことがあります。
人間もそうですが、ずっと追いかけまわされ続けると、疲労やストレスが溜まりますよね。
水草などを植えておけば、隠れ場所になるのでストレスはたまりにくいですが、常に開けた視界の水槽だと逃げ場がありません。
また、小さい水槽に多くのメダカを飼育していると縄張り争いがおこりやすいです。
水草などを設置して隠れ場所を作るか、水槽の大きさに合った数のメダカを飼育するようにしましょう。



病気
メダカは病気にかかりにくい生き物なので、初心者に人気の魚です。
しかし、飼育環境が悪いと、おぐされ病や松かさ病と言った病気に罹ります。
病気の段階が初期であれば、薬浴や塩浴で治せますが、まずは病気に罹られないことが一番です。
ほとんどの病気は、水槽の掃除や適度な水替えで回避できます。
常に水槽を綺麗な状態にし、病気に罹りにくい環境を作りましょう。



まとめ
メダカの突然死には必ず理由があります。
メダカの寿命などは飼い主にはどうしようもできませんが、そのほかの原因は改善できるものばかりです。
メダカの飼育は初心者向けとは言え、放置して良いというわけではありません。
定期的にメダカの様子を気にかけ、水槽の手入れを怠らないようにしましょう。