メダカの飼育水 PR

【メダカの水替え方法】成体から稚魚までやり方を完全解説!

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メダカは生き物です。水槽の水は毎日徐々に汚れていきます。

汚れた水のまま飼っていると、メダカが弱ってしまい病気の原因になることもしばしば。

今回はメダカ飼育において必須となる水替えの方法を解説します。

メダカの成体の水替え方法

メダカの水替えに必要な最低限な道具として

  • 新しい飼育水
  • バケツ
  • ポンプ

を準備します。

飼育水は家庭で用意出来ますし、これらの商品は100円ショップでも購入できます。

そして手順は

  1. 前日からカルキ抜きした水の準備
  2. メダカの一時避難
  3. 水槽の水を2/3確保
  4. 水槽や底砂の清掃
  5. 新しい飼育水の投入とレイアウト
  6. メダカを放流

カルキ抜きした水の準備

まずはバケツに新しい水を用意して最低でも1日、日の当たる所でカルキを抜く必要があります。

カルキ抜きをしていない水を使用すると魚に良くないので、必ずカルキ抜きをしてあげましょう。

前もって汲み置きをするのは面倒…という方のために、お手軽にカルキ抜きできる中和剤も市販されています。

中和剤は、緊急で水を替えなければならない時も活躍するので、在庫を1つ持っておくと安心です。

メダカの一時避難

水替えをする前にメダカを一時的に避難させる必要があります。

メダカを避難させる際、手ですくってやる方もいますが絶対にNGです。

メダカは変温動物で体温は水槽の水温ほど。

体温が36度ある人間が素手で触ってしまえばメダカが火傷をして最悪死んでしまうことも。

メダカを移動させる際は網を使ってやることをオススメします。

水槽の水を2/3確保

水替えで重要なことは、『全て替えない』ということ。

水槽の1/3程度の水を替える事を目安にしましょう。

1/3の水を捨て、2/3の水を確保しておきましょう。

全ての水を替えない理由は、水をきれいにしてくれるバクテリアが繁殖しているからです。

バクテリアは、糞から発生するアンモニアの分解や、水質の安定に一役買います。

せっかく繁殖したバクテリアも、全ての水を替えてしまうと居なくなってしまいます。

全ての水を替える事は、見た目はきれいになっても、すぐにアンモニアで汚染される原因になります。

バクテリアと上手に付き合っていくこと、それがメダカ飼育において大切なのです。

全ての水を交換したり、新しく水槽を立ち上げる際は、市販のバクテリアを購入すると水質が安定します。

水槽や底砂の清掃

水槽を清掃する際は水槽の側面のコケをまずは落とします。

その後、底砂に溜まった餌や糞、落としたコケをポンプで吸って清掃完了です。

新しい飼育水の投入レイアウト

水槽の清掃が完了したら水草などをレイアウトし、新しい飼育水を投入します。

水を入れる際、底砂が舞ったりレイアウトが崩れないようにゆっくり入れましょう。

メダカを放流

全ての作業が完了し、異常がなければメダカを再びメダカを水槽に放流します。

避難させる時と一緒でメダカを手で触らないよう、網などを使って移動させましょう。

水替えのポイント

水を抜く際は、ポンプなどで水槽の水を吸い出します。

この時、できるだけ水槽の下の方に溜まっているゴミを吸い出すのがポイントです。

糞や汚れがたまっているので、取り除きましょう。

メダカに注意しながら、距離をあけてそっと行うようにするといいですね。

水流に巻き込まれると、メダカの体が傷ついてしまいます。

水が吸い出せたら、代わりに用意していた新しい水を入れます。

ここでもう一つ大切なポイントがあります。

できる限り水槽の水と温度を合わせてから入れるようにしてください。

水温の変化はメダカにとって大きなストレスになります。

時には弱って死んでしまうことも。

温度を合わせたら、そっと少しずつ水を入れてあげましょう。

メダカの稚魚の水替え方法

次に稚魚の水替えの方法を説明します。

基本的には大人と同じ方法で行いますが、いくつか稚魚ならではの注意点があります。

まず、ふ化してしばらくは水替えは避けてください。

ふ化直後の稚魚はとてもデリケートで水質の変化に弱いです。

また、ふ化したときの水こそが、稚魚の発育に一番適しています。

最初は無理に水替えを行う必要はありません。

様子を見て水が汚れてきたな、と感じたら水替えを行いましょう。

稚魚は小さく、ポンプに吸い込まれてしまう事故が起こりやすいです。

ポンプの吸い込み口にガーゼを巻くなどして、細心の注意を払って行いましょう。

水替えのタイミングは季節によって違う

メダカの水替えのタイミングは季節によって違います。

目安として

夏の温かい季節:1,2週間に1回

冬の寒い時期 :月に1回

程度の水替えを行いましょう。

水の汚れの主な原因は餌の食べ残しや糞です。

温かい時期ほどメダカは活発になるため、その分水の汚れる速度も速くなります。

逆に冬は水温が下がり、メダカの活動も鈍くなっているため、頻繁な水替えは必要ありません。

必要以上に水替えを行うと、その度に水質が変化しメダカに余計な負荷をかけてしまいます。

蒸発した水の分だけカルキ抜きした水を足してあげる「足し水」での対応も良いでしょう。

ただし冬であっても、ヒーターを使用している場合は、夏と同様の頻度で水替えをしてあげてくださいね。

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メダカの水替えまとめ

メダカを飼ううえで欠かせない水替えです。

大切なポイントは

  • 1/3ほどの水を替えること
  • 水温を合わせること

です。

メダカの健康に直結する大切な作業です。

コツを抑えて、楽しい飼育生活を送りましょう。