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グリーンウォーターの作り方|維持方法や最速を紹介【メダカ】

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メダカを元気に育てるために、グリーンウォーターを使うというアイデアもあります。

聞きなれない言葉かもしれませんが、グリーンウォーターとは緑藻類や植物プランクトンがあまたに棲息し、この影響から緑色をしている水のことを言います。

グリーンウォーターは有害な成分を無害にする作用を持ち、棲息する植物プランクトンは餌にもなります。

実際に水槽の水に使用している方も多く、メダカが元気に育ち色つやもよくなるそうです。

気になる方もいるかもしれませんので、今回はグリーンウォーターについて調べて作り方、メリットとデメリット、維持する方法をまとめてみました。

グリーンウォーターの作り方


メダカの水槽に使用するグリーンウォーターの作り方ですが、いたって単純で面倒なことは何一つありません。

バケツや発泡スチロールなどの容器に水を入れて日光が直接当たるところに放置しておくだけです。

置いておくだけで、時間の経過とともに水はグリーンウォーターに変化していきます。

ただし、この作り方では少し時間がかかってしまいます。

時間かかる作り方はちょっと、といった方はメダカや金魚でもいいですし、刻んだ水草でもいいので一緒に容器に入れてみてください。

そうすると水をバケツに入れてそのままにしておく方法よりも、時間がかかりません。

グリーンウォーター最速作成方法


もっと早く、今すぐにでもグリーンウォーターが欲しいんだけどといった場合は、最速の作り方を試してみてください。

最速の作り方では、生クロレラを購入し使用します。

購入した生クロレラを水槽に投入し、撹拌するとこの時点でグリーンウォーターができています。

生きているクロレラを使うというところがポイントです。

作ったグリーンウォーターですが使うときはひとつ気をつけておきましょう。

グリーンウォーターに替えた水槽には、ろ過装置を設置しないでください。

ろ過装置で水がろ過されると、グリーンウォーターは薄まっていきます。

グリーンウォーターの維持方法

緑藻類や植物プランクトンがあまたに棲息するため、グリーンウォーターは緑を保てています。

しかし、棲息する緑藻類や植物プランクトンの数が減少すると水は透明に、珪藻類が増加すると水が茶色っぽくなります。

このような事態を避けるために、常に日当たりを意識してグリーンウォーターを日光を当てるよう心掛けてください。

外に水槽を置いている場合でも、日にあたる時間が足りないと適切な濃度を保てません。

室内飼育でグリーンウォーターを使うには


室内環境の水槽でグリーンウォーターを使うなら、LED照明で人工的に光を当て光合成を促すといいでしょう。

コトブキフラットLED2本で1日8時間程度光を照射するとグリーンウォーターを維持できます。

ただし、本来グリーンウォーターは外でメダカを飼育するときに使う水のため、室内では日光不足で維持が難しいと理解しておきましょう。

茶色に変色したグリーンウォーターは、廃棄して新たなグリーンウォーターに水替えしなくてはいけません。

グリーンウォーターのメリット・デメリット

ここでは、メダカをグリーンウォーターで育てるメリットとデメリットを紹介します。

実際に自分の飼育スタイルに合っているかどうかよく考えてから挑戦してみましょう!

グリーンウォーターのメリット①エサが豊富

まず、メダカの餌が豊富という点が挙げられます。

グリーンウォータに棲む植物プランクトンやミドリムシといった生物をメダカは餌にするため、グリーンウォーター飼育下では頻繁に餌やりをする必要はありません。

グリーンウォーターのメリット②水質維持

さらに、水質を維持できるという点もメリットです。

水槽内の硝酸塩やリン酸塩、窒素化合物などはメダカに有害ですが、グリーンウォーターに棲む植物プランクトンはこれらの有害成分を栄養とし分解して無害なものにしてくれます。

グリーンウォーターのメリット③酸欠対策

グリーンウォーターに棲む植物プランクトンの光合成で酸素を作り出してくれるため、水槽内の酸素溶存量が増加するという点もメリットと言えるでしょう。

しかし日照時間が足りないと二酸化炭素が飼育水内に増えてしまい、逆に酸欠になってしまいます。

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グリーンウォーターのデメリット

しかし、グリーンウォータはメリットばかりではありません。

グリーンウォーターはメダカの観賞に影響をあたえます。

グリンウォーターを泳ぐメダカは、霞んでしまい鮮明に見えなくなります。

さらに、天敵の姿も見えづらくしてしまうデメリットもあります。

水槽にゲンゴロウ、やヤゴ、タガメなど天敵が侵入してきたときも気づけません。

ヤゴは水底の砂の中に生息するため、一度侵入されると発見が遅れます。

高濃度のグリーンウォーターを使っていると、メダカが酸欠を起こしてしまう可能性もあります。

これは、日が沈むと植物プランクトンが光合成を行わず、水槽内の酸素を消費して二酸化炭素を排出するようになるからです。

こうなってしまうと、水槽内の酸素の量が少なくなり、メダカが酸欠で死んでしまうこともあります。最悪の事態を招かないためには、足し水や換水で適切な濃度に調整しなればいけません。

まとめ

グリーンウォータは日光を当てるようにして、メダカが酸欠にならないように濃度にも気を使い、普通の水よりもひとつ手間がかかります。

しかし、グリーンウォーターにはそれを補って余りあるメリットがあります。

これは面白いかもと思った方は、ぜひメダカの飼育にグリーンウォーターを使ってみてください。