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【鱗光メダカ】特徴や作り方・飼育のポイント・固定率・購入方法まとめ

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一枚一枚がきらきらと光る鱗、そして1周輝く長いヒレ。
そんな光と輝きが魅力の「鱗光メダカ」を知っていますか?

鱗光メダカは、リリース当初から人気のある改良品種です。
その人気は、リリースから時間の経った今も続いています。

今回は、鱗光メダカとは一体どんなメダカなのか、その特徴や飼育ポイント、購入価格など紹介します。

鱗光メダカの特徴

鱗光メダカは、「メダカ交流会in愛媛」の会長・垂水政治氏に作出された改良品種です。

この品種の特徴は、鱗血統とロングフィン、1周光です。

鱗血統とは、鱗一枚一枚がはっきりしており、そこに体外光が乗っている表現です。

通常の体外光は筆でベタっと一塗りしたような印象を受けますが、鱗血統は鱗がはっきりしているので異なる印象を受けることができます。

また鱗光メダカのロングフィンは、作出者オリジナルの「垂水ロングフィン」で表現されています。

垂水ロングフィンと通常のロングフィンの違いは、尻ビレの先端にあります。垂水ロングフィンの尻ビレは独特な形をしており、ベタのヒレのように先端が別れています。

さらに各ヒレが1周光で表現されており、ヒレの縁が光で1周囲まれています。

この特徴的な体外光とヒレにより、上見と横見のどちらを選んでも楽しめる品種です。

鱗光メダカの作り方

「黄桜」と「夢ひかり」を交配、さらに「アルビノヒカリ体型」を交配して作出されました。

交配に使われた品種からもわかるように、この品種はたくさんの形質を受け継いでいるので、通常の個体以外にヒカリ体型やアルビノなどが生まれることもあります。

よく似た品種として、「ブロンズ」と「王妃」がいます。ブロンズは、鱗光を作出する際に同時に作出された品種です。

一方、王妃はブロンズをさらに改良した品種となっています。

また、鱗光メダカから生まれたアルビノは王妃とよく似た特徴を持つことがありますが、作出者の見解により王妃と呼ばないので注意してください。

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鱗光メダカの固定率

累代が進んでいるので固定率は高いです。
特にヒレ光の固定率が高く、90%近く固定できると言われています。

しかし、ヒカリ体型などの形質を組み合わせて固定する場合は、固定率が下がります。

最近は累代が進んでいることもあり、背曲がりの個体や体外光が乗らない個体などの形が崩れている個体が生まれやすくなっているという声があります。

鱗光メダカの飼育ポイント

基本的に通常のメダカの飼育と同じで大丈夫です。

ですが、綺麗な個体を育てるためには稚魚のときの環境が大切になるので注意してください。

白い容器を用いる

鱗光メダカは体外光が特徴的です。綺麗な個体にするためには、これをしっかり伸ばしてやる必要があり、それには白の容器が最適です。

黒の容器で稚魚を育てていると、育っていくにつれて体外光が消えていってしまうことがあります。それを防げるのが白の容器なのです。

また、体外光は水温が30℃を下回ると伸びにくくなるので、水温にも気を配りましょう。

グリーンウォーターでの飼育

グリーンウォーターは「青水」とも呼ばれる植物性プランクトンが多く含まれた緑色の水です。

その利点は多く、栄養バランスの優れたメダカの餌になるほか、有害物質を分解して水質悪化を防ぐ効果、光合成による酸素の供給などが期待できます。

欠点としては、水中の様子が見づらくなることや悪天候が続くと光合成できず、水中の酸素が不足してしまうことが挙げられます。

作り方は簡単で、市販されているグリーンウォーターの素を使う方法、種水を入れる方法、日向に水を置いて待つ方法の3つがあります。

この中でも特におすすめなのが、3つ目の日向に水を置いて待つ方法です。1週間ほど水を置いておくだけで完成します。このときに水草や生体を入れておくと早く完成しやすいです。

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鱗光メダカの値段と購入方法

インターネットでは、オークションと通販で購入できます。
ここでは1ペアの価格を紹介します。

オークション

最低価格 369円
平均価格 9,733円

リリース当初は高価格で取引されていましたが、最近は落ち着いてきました。
通常の姿の他、スモールアイのタイプや体色がゴールドや紅白になっているものなども出回っています。そうした個体の取引価格は少々高めになっています。

通販

販売価格 4,000円~

ショップによって差が大きいです。また、品切れていることも多いようです。
試着保証の有無などしっかり調べてから購入するようにしましょう。

まとめ

リリースからだいぶ時間が経ちましたが、鱗光メダカはまだまだ人気の高い品種です。
光り輝く見応えのある美しい表現を楽しむ以外にも、鱗光メダカ自身が持つたくさんの可能性を利用して、新たな品種を作り出すという楽しみ方ができることも人気が続く理由の一つなのかもしれません。

この品種の飼育はそれほど難しいものではありません。興味を持った人はぜひ飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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