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【ブルーアンバー メダカ】特徴や飼育方法・固定率を紹介

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ここ4〜5年で人気が急上昇したペットで、最も成長したしたカテゴリーになったものと言えばメダカが挙げられます。

その品種の数は年々増え続けており、中には多くの人がイメージするメダカとはかけ離れた外見をしたものも多く存在し、1匹当たりの単価は数万円に到達するものもよくいます。

青白いラメのような鱗が特徴の品種「サファイア」や、真っ黒な体にキラキラ光る鱗が特徴的なブラックダイヤ、まるでグッピーのような伸びたヒレを持つ「リアルロングフィン」などメダカの品種を挙げればキリがありません。

その美しさや可愛らしさに加えてメダカは繁殖が容易であり、コツさえつかめばたったオスメス1匹ずつのペアから数百のメダカを1年で増やすことも可能です。

そんな数多く存在するメダカの品種の中から今回は「ブルーアンバー」について紹介させていただきます。

ブルーアンバーの特徴

「ブルーアンバー」は「琥珀ラメ」という琥珀のような透明感のある茶色と全身に乗ったラメのような鱗が特徴的な品種から派生したメダカです。

この品種は「メダカめだか」さんという愛好家の方が作出した品種です。なんとこの方は去年から今年の流行メダカである「ユリシス」を作出した方でもあります。

ブルーアンバーには背びれがなく、尾びれにかけてラメがびっしりと入っていることから上からの鑑賞にもってこいな品種です。

またブルーの名を持つことから、その青ラメと呼ばれる青白く輝くラメを持っていることが最大の特徴です。さしずめ「琥珀ラメ背びれなし青ラメタイプ」とでもいったところでしょうか。

琥珀ラメは体色やラメの色に個体差が多くあり、灰色っぽい個体や青ラメを持つものも結構多く生まれる印象です。

そのため、前述の「サファイア」と見間違えるような個体も多く生まれてきます。

サファイアは「黒ラメ」という品種から派生したメダカであるため、ブルーアンバーとはルーツが違います。ただ見た目だけで言えばかなり近いものであり、「琥珀ラメ版サファイア」とも呼べる品種です。

背びれなしのメダカに共通することですが、雌雄の判別が非常につきにくいです。通常メダカの雌雄の判別はオスの尻ビレがメスよりも大きく、平行四辺形型をしていることや、オスは背びれに切れ込みが入るなどで見分けることができます。

しかし背びれなしはまず判別の要素となる背びれがないこと、そしてメスの尻ビレが通常のメダカよりもやや大きいことからかなり難しいです。

オスはやはり尻ビレはメスに比較してかなり大きくなるのですが、背びれなしのメスは尻ビレが通常のオスくらい大きくなるので私も判別に慣れるまではかなり苦労しました。

ブルーアンバーが生まれる確率

琥珀ラメ背びれなしから、青ラメ個体は10個体に1〜2個体ほど出てくるように思えます。

この青ラメ個体を5〜6世代、累代飼育していけばブルーアンバーに近いメダカはできるのではないかと個人的には思います。自分で作り出すのも決して難しいメダカではないかもしれません。

ブルーアンバーの飼育は難しい?

飼育に関してはその他メダカと同様でいいですが、せっかくの背中側にびっしり乗った青ラメを楽しむためにも、できれば水槽飼育よりも上から見ることのできる容器での飼育をオススメしたいと思います。

繁殖に関しては背びれなしのメダカは交尾が下手という印象を抱きます。というのも採卵してメチレンブルー水で管理した際に青く染まってしまう卵、無精卵が多く見受けられるからです。

やはり、メダカ同士でもオスメスがわかっていないのか?と思ってしまうほどに私の飼育場での背びれなし個体の無精卵率は高く、Twitterでも同じようなことを嘆いている方も多いように思えます。

そのため、ハーレム状態にするよりもオスメスの比率は1:1くらいにまで高めたほうが受精率は上がるように思えます。

基本的にはオスメスの比率は1:2くらいがいいとされています。

まずは雌雄判別が難しいので、そこを間違いなく見分けれるようになる必要があります。

ブルーアンバーの固定率

琥珀ラメ系の固定率は高めで種親がここまで高密度のラメを持っていることから、半分以上は親と同等の個体が生まれてくるでしょう。

残りはサファイアっぽい灰色の個体であったり、ラメの少なかった個体であったりしますが、それを選別外にするかどうかは個人の好みですね。

むしろサファイアに近いものを集めて新しいものを生み出すというのも楽しいかもしれません。

まとめ

まとめるとブルーアンバーは琥珀ラメから派生した品種で、背びれがない、ラメが青いなどの特徴があります。

飼育に関しては上見飼育のほうが魅力を存分に味わえますが、繁殖に関しては初心者が挑むことにはあまりオススメはしません。

ある程度メダカについて知識を身につけ、繁殖経験を増やしてから挑むべき品種であると思います。

流通もショップなどに出回ることは少ないのでヤフオク中心となります。

似た品種である「サファイア背びれなし」「琥珀ラメ背びれなし」は割と流通しており、ヤフオクでも多く出品される品種であるため、こっちで経験を積んでから挑むというのもいいかもしれません。

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