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【ブラックダイヤ(オロチラメ)】特徴や固定率・飼育のポイント・値段まとめ

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改良めだかブームによって様々な品種のめだかが、テレビや雑誌などで取り上げられています。

今回はその中の一つである「ブラックダイヤめだか」に注目します。

この宝石の名を持つブラックダイヤめだかとは、一体どんなメダカなのでしょうか?

その特徴や作り方、固定率、飼育のポイントなどについて解説します。

ブラックダイヤめだかの特徴

2018年の4月にリリースされた品種です。神奈川県に在住の中里氏によって作出されました。

ブラックダイヤめだかとは、真っ黒なボディに青紫色のラメが乗った品種です。

オロチの血統により、どんな環境にいても黒色の体色が薄くなることはありません。

また、この品種はラメにも特徴があり、通常であればラメの品種は背の部分を中心にラメが乗ります。

しかし、ブラックダイヤめだかは背にラメがほとんど乗らず、側面を中心にラメが乗ります。

初めてリリースされてから時が経ちましたが、作出者本人によって更なる改良が重ねられており、毎年進化したブラックダイヤめだかが発表されています。

年度ごとにラメの乗り方などが異なるので、それぞれ違った魅力を楽しめるでしょう。

ブラックダイヤめだかの作り方

オロチ」と「星河」の交配により作出されました。

「オロチ」とは目や腹、ヒレなど全身が黒い品種で、光を当てなくても体色が変わらないという特徴を持っています。

一方の「星河」は「青ラメ幹之」の別名もある品種で、全身がラメで覆われており、青白く輝くヒレを持っています。

黒い体色とラメは、どちらか一方の形質が強く出てしまうと、もう一方の形質が弱くなる特徴があります。

累代していくことで形質同士のバランスの良い個体が生まれるようになります。

ブラックダイヤめだかの固定率

現在はかなり累代が進んでいるため、固定率は高いです。

特に作出された年度が新しい品種は、ラメ表現がより広い範囲に現れやすいと言われています。

また繁殖させていると、ヒレが黄色い黄金体色の個体が生まれることもあります。

別系統のブラックダイヤめだかとして飼育を楽しむことも可能です。

ブラックダイヤめだかの飼育のポイント

この品種の飼育も通常種の飼育方法と変わりません。

基本的な飼育方法を押さえていれば同じように飼育できます。

以下でめだかを健康に育てるコツを紹介します。

飼育水をグリーンウォーターにする

「青水」とも呼ばれるグリーンウォーターは、植物性プランクトンを多く含んでいる緑色の水です。

植物性プランクトンはめだかの餌になるだけでなく、発色を良くする効果や飼育水の浄化水温の変化を緩やかにする効果などが期待できます。

そのゆえに、めだかの飼育水にとても適しています。

グリーンウォーターの作り方は簡単です。特別な道具などの準備は必要ないので、初心者でもすぐに作れます。

作り方は2種類あり、池や沼などの既に完成しているグリーンウォーターを種水として使う方法と日向に水を放置して自然に作る方法があります。

種水を使う場合は、すぐにグリーンウォーターが作れるという利点があります。

しかし、池や沼の水には雑菌などが含まれていることもあるため注意が必要になります。

一方、自然に作る方法は手軽さが利点ですが、完成まで1週間ほどかかってしまいます。どちらの方法も簡単なので、自分に合った方法で作ると良いでしょう。

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太陽光の当たる場所で飼育する

めだかを日に当てながら飼育すると健康に育てることができます。

めだかは餌の栄養だけで「ビタミンA」や「ビタミンD」を作ることができません。

しかし、太陽光に含まれる紫外線を浴びることで作り出せるようになります。

この「ビタミンA」や「ビタミンD」は骨の形成に必要な栄養で、不足すると徐々に弱っていき、やがて死に至ります。

しかしながら、いくら太陽光が健康に良いと言われていても、当てすぎは良くありません。

当てすぎると水温の上昇を招き、水槽内を危険な環境へと一変させてしまいます。水草などで日陰を作るなどの対策が必要です。

また、太陽光がなかなか当てられない室内飼育でも、LED照明で太陽光の代用ができます。

ブラックダイヤめだかの値段

ブラックメダカの販売はインターネットが中心で、主にオークションや通販などで取り扱われています。

以下ではオークションと通販の1ペアでの取引価格を紹介します。

オークション

最低価格 230円
平均価格 5,610円

通常のブラックダイヤめだかだけでなく、ヒレの長いタイプなども出品されています。

作出された年度が新しい品種ほど高値であることが多いです。

また、作出者がブリードした個体は比較的高値で取引されています。信頼できる出品者と取引しましょう。

通販

販売価格 1,490円~

安価な個体の販売は少ないです。

また年度が表記されていない個体の販売もあるので、年度が気になる際は販売店に確認するようにしましょう。

手軽に購入できますが、タイミングによっては売り切れている場合もあります。

まとめ

改良めだかは上見が美しい品種が多いですが、中でもブラックダイヤめだかは横見が美しいと言われる品種です。

オロチ血統ゆえに室内飼育であっても、体色が変わらず美しいまま楽しめます。

屋外飼育が難しい人でも楽しみやすいのが魅力です。ぜひブラックダイヤめだかにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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